「大手予備校ってどこがあるの?」
「大手予備校を選ぶメリット・デメリットは何?」
このような悩みを抱えていませんか?
大手予備校は受験生の多くが知る有名予備校ばかりです。
しかし、大手予備校に通えば志望大学に合格できるわけではありません。
大手予備校を選ぶときの注意点を把握したうえで入塾を決めなければ、思うほど成績は上がらず志望大学への合格をつかめないでしょう。
そこで今回は
• 大手三大予備校の特徴
• 大手予備校を選ぶときの注意点
以上の2点について解説します。
どの予備校があなたに合っているのか、しっかり考えてから入塾を決めましょう。
大手三大予備校の特徴
大手三大予備校は、河合塾・駿台予備校・東進ハイスクールの三校です。
以前は、河合塾・駿台予備校・代々木ゼミナールを指していました。
2015年に代々木ゼミナールの経営規模縮小・東進ハイスクールの生徒数増加にともない、勢力図が変わりました。
ただ、現在でも代々木ゼミナールも含めて、四大予備校ととらえることもあります。
大手三大予備校の特徴は、おもに以下の6点です。
• 質の高い講師
• 豊富な合格実績
• 全国規模の校舎
• 予備校独自の全国模試を実施
• 膨大な生徒数
• 生徒一人ひとりの理解度に即した授業や志望校別コースを設置
河合塾は、東京の難関私立大学である早慶上智の合格実績が圧倒的です。
駿台予備校は、東大・京大・国公立大学医学部など最難関国公立大学に強く、特に難関理系学部の実績が優れています。
東進ハイスクールは、毎年確実に東大合格者を輩出していることが特徴です。
大手予備校を選ぶときの注意点
大手予備校といえば、有名講師や人気講師の授業が最大の特徴といえます。
しかし、必ずしも希望講師の授業を受けられるとは限りません。
なぜなら、有名講師が担当する授業数は限られており、受講には成績など条件付きの場合もあるからです。
たとえ受講できたとしても、講師と相性が良いかどうかはわかりません。
志望大学が有名大学でない・募集人数の少ない学部である場合、志望大学に最適なコースを選択できない可能性もあるでしょう。
また、予備校のコースは校舎によって異なる場合もあるため、希望するコースが自宅から通える範囲にないかもしれません。
さらに、予備校の授業展開は一方的です。
生徒それぞれの理解度に関係なく授業は進み、個別のサポートをあまり期待できません。
一度でも休めば、遅れを取り戻しにくい難点があります。
合格実績に惑わされることなく、十分な進路指導が行き届いているかサポート体制の中身まで確認する必要があるでしょう。
まとめ
自分のペースで勉強する習慣のある生徒・金銭的に余裕のある家庭の生徒は、大手四大予備校がおすすめです。
一方で、大手予備校が合わない生徒は、以下のとおりです。
• 自主的に勉強する習慣がなく、勉強方法がわからない
• 志望校と実力に大きな差がある
• 部活などで忙しい
予備校に通えば、志望大学に合格できるわけではありません。
各予備校の強みに注目して、あなたの課題を解決してくれる予備校を総合的に判断する必要があるでしょう。