全国に多くの予備校があるため予備校選びに迷ってしまうかもしれませんが、予備校を選ぶ際は合格実績をしっかり開示しているところを選ぶのが重要です。適切な予備校を選ぶことができれば効率よく学力を伸ばせます。以下では予備校選びで合格実績に着目すべき理由と、注意点について紹介します。
志望校の合格実績はあるか
志望校の合格実績があるかどうかは予備校を選ぶ際に注目すべきポイントです。志望校の合格実績が高ければ高いほど、受験のノウハウや情報を有していることになります。特に大手の予備校は学校推薦選抜における合格者の評定平均など、さまざまな情報を網羅している場合が多いです。
合格実績のある予備校を選ぶと、大学受験に必要な情報を入手できるだけでなく、整った環境で受験対策を行なうことが可能です。講師の質も高いため、勉強だけでなく多角的な側面からサポートしてもらうことができるでしょう。
合格実績の優れた予備校は、培ってきた指導ノウハウにより効率の良い学習プランを提案してくれるのもうれしいところ。予備校の偏差値だけでなく合格実績もチェックすることで、信頼できる予備校を見つけられます。
合格実績をみるときの注意点
予備校選びの基準の一つとなる合格実績ですが、予備校が公開している数字を鵜呑みにするのは危険です。予備校が公開している合格者は必ずしも全員が入学しているわけではなく、合格者=入学者という認識は誤りです。
受験生のなかには合格率を上げるために併願受験を行なう人がおり、複数の大学に合格するケースがあります。合格者数と入学者数が一致しなくなるのはこのためであり、合格者数にばかり気を取られるのは良くありません。
加えて、短期講習に参加しただけの生徒や補欠合格も合格実績の対象者に含まれている場合があるので、合格者数だけでなく合格率もチェックすることが大切です。合格者数にだけ注目していると不合格者が多く出ているケースを見落としてしまいますが、合格率もチェックすればそのような事態を防げます。
また、一試験と二次試験の受験が課せられているケースもあるため、一次試験の合格実績だけでなく二次試験の合格実績も公開しているところを選びましょう。一次試験に合格しただけでは本当に合格したことにはなりません。合格実績をみる際は最終試験まで突破した数字を提示しているかよく確かめてください。
まとめ
自分に合った予備校を選ぶにあたり、合格実績は判断材料の一つになります。予備校選びは受験の合否を左右する重要な要素であり、必ずしも大手の予備校を選べば良いというわけではありません。合格実績の見方にはポイントがあり、志望校の合格者数だけで判断するのは失敗する危険があります。予備校全体の生徒数や合格率などにも着目し、信頼できる予備校を選んでください。